ストーカー調査とは

探偵が行うストーカー調査の概要についてのご案内です。ストーカー調査で行えることとは？ストーカー調査と探偵の関係性やストーカー調査方法、ストーカー調査の必要性について説明しています。探偵へのストーカー調査依頼の前にご確認ください。

ストーカー調査とは｜目次

• ストーカー調査の意味
• ストーカー調査の方法
• ストーカー調査の必要性
• ストーカー調査を依頼するときとは
• ストーカー調査を依頼する理由
• ネットストーカーの危険性

ストーカー調査の意味

ストーカー調査の定義

ストーカー調査とは、ストーカー被害の実態（内容と被害状況）確認、被害に対する証拠の収集、ストーカーの特定・身元確認などストーカー問題を解決する為に必要となる情報を収集するための調査です。

ストーカー調査と探偵

ストーカー行為の定義は、同一人物に対して「※つきまとい行為」を繰り返し行うことです。ストーカー行為は法律に定められるストーカー規制法によって罰則があります。

• つきまとい、待ち伏せ、押しかけ、うろつき
• 監視していると告げる
• 面会、交際等の要求
• 著しく粗野又は乱暴な言動
• 無言電話、連続した電話・メール・SNSのメッセージ等
• 汚物などの送付
• 名誉を傷つける行為
• 性的しゅう恥心の侵害

ストーカー被害とは上記に記載した通り恋愛における不満感から、つきまとい行為をはじめとする迷惑行為を再三に渡り繰り返すことで被害を受けている状態をいいますが、ストーカー被害の予備軍なるものも少なくありません。ストーカー被害の線引きは難しいところもあり警察署に被害相談に行っても、ストーカー被害として受け入れてもらえない事案もあります。（被害が生じる少し前の段階等）そのような場合は、自分で身を守ることが必要になりますが、いつ何時被害を受けるかは自分でも分からないため、警察署には届出をしておくことが必ず必要です。また、自分を付け狙うストーカーが知らない人であったり、身に覚えのない事でつきまとい等の行為をしてくる場合は、探偵に依頼し実態確認、相手の特定を行うことが必要だといえます。
 

ストーカー調査の方法

実態確認のための尾行・張り込み

ストーカー調査は、ストーカー行為の定義に当てはまる事案であるかどうか、つきまとい行為等をはじめとする迷惑行為の実態確認を行うために、探偵の基本調査法である「尾行」「張り込み」によって調査を行います。つきまとい行為等は繰り返し行われることでストーカー行為として立証することができるため、繰り返し被害にあっている場合は実態確認調査が第一に行われます。

機材等を駆使した証拠収集

ストーカー行為による被害を立証するためには、「証拠」が必要です。繰り返し行われる迷惑行為を探偵の特殊機材等で撮影したり音声収集することでストーカー行為として証明することができます。またストーカー行為の証明に必要な証拠類は、依頼人の協力が必要不可欠であるため、証拠収集方法については事前に十分な打ち合わせが必要です。

聞き込み・データ収集による人物特定

ストーカー被害を受けているが、ストーカーが自分の知らない人物である場合は、その人物がどこの誰なのか、なぜ自分にストーカー行為をするのか原因や目的を知る必要があります。そのためにはストーカーの身元確認を行い人物に関する情報収集が必ず必要になります。探偵が行う人物情報の収集では「聞き込み」「データ収集」が主となります。
 

ストーカー調査の必要性

１日も早く日常を取り戻すために

ストーカー問題を解決して日常を取り戻すためには、被害に悩み続けているだけでなく動き出さなければなりません。しかし、実際に被害にあっている方々の中には、解決と言っても自分ではどうすればよいのか分からず恐怖心から動こうにも動けないという方も少なくありません。警察への相談にてすぐに対応が可能な場合でも、「警察に言うことで相手が何かしてきたらどうしよう」と実際に対応をお願いできない方も少なくありません。また警察に相談しても「現時点では何も出来ない」「何か起きてから来て欲しい」と言われてしまい困っている方もいます。何か起きてからでは遅すぎます。少しでも早く動き出すことでリスクを減らすことが出来ますので、警察が対応できない事案でも探偵に依頼し調査を行い証拠を収集することで事態を解決の方向へ向かわせる必要があるのです。

解決には被害証拠と人物特定が必要

ストーカー問題の解決には、必ずと言って良い程「証拠」「人物特定」が必要です。重度のストーカー被害で警察が対応できる事案であればその場で事件として扱ってもらうことが出来ますが、それ以外の事案である場合は、ストーカー被害であることを証明することが出来なければ警察対応が出来ないという事になります。ストーカー被害を証明するためには、つきまとい行為等の迷惑行為を再三に渡り受けているという証拠を収集し、ストーカー行為による被害を立証することが重要なのです。またストーカーがどこの誰なのかも特定し、その人物がストーカー行為を繰り返しているという事を証明することが必要です。

ストーカー調査を依頼するときとは

ストーカー被害の詳細を専門家に伝える

ストーカー調査を探偵に依頼するときは、今受けている被害について詳しく説明することからはじめます。ストーカー行為に発展した理由や原因、加害者に関する情報、被害の詳細等を探偵に説明することで、必要な情報・証拠が何であるかを見出すことができます。必要情報が定まったら調査を実行し証拠類や関連情報を収集することができます。また調査中においてストーカー行為を目視できる状況にあれば即座に警察に通報する事も可能です。

適切な解決方法を選択する

ストーカー被害を解決する為には、行為に対する被害証拠や相手の特定を行うと同時に加害者側の目的や原因を追及することも重要な事です。何がきっかけでストーカー行為をするようになったのか、何の目的でストーカー行為をするのか等を知ることで根本的な解決策を見出すことができるはずです。中には感情の高まりを抑えきれずに行為がエスカレートする恐れのある事案もあります。身の危険を感じるレベルである事案はすぐに警察署へ届出を行い、パトロールなどを依頼するなど「もしも」の時の対応をしておく事が必要です。現在ストーカー規制法により、警察の対応も以前より手厚くなっていることが多く、１日で解決できる事案もあります。（※2020年時点）しかし、対応する警察署によっても認識や対応は違います。そのため、警察への相談と合わせて探偵に依頼しストーカーの監視調査をしてもらうことも身を守るうえでは重要だと言えるでしょう。
 

ストーカー調査を依頼する理由

ストーカー行為を止めさせる為に

ストーカー行為そのものを止めさせる為には、ストーカーの目的等を確かめたうえで行為を行うことに意味をなさないという事を気付かせる必要があります。しかし被害を受けている側からすればストーカーと向き合うことなど出来るはずもなく、ただ怯えてしまい逃げるのが精一杯なはずです。ストーカー行為を止めさせる為には第三者の介入及び法的措置が必要であり抑止力となる対策が必要になります。ストーカー問題は自分ひとりで抱え込まず必ず周囲に相談し助けてもらうか、専門家に相談し解決のための対策を策定し実行することが必要だと言えるでしょう。

ストーカー被害に対する法的措置

ストーカー行為は犯罪です。先にも述べたように「つきまとい行為等」その他迷惑行為を繰り返し行うことでストーカー行為となりますから、明らかにストーカー行為であり相手も分かっているのであれば警察に相談することで警告や場合によっては事件として取り扱っても貰えます。しかし、ストーカー行為に至らない事案（迷惑行為が繰り返しではない・迷惑行為が曖昧な行為である場合等）である事案はいわゆる「予備軍」である可能性が高いため、警察では対応外であっても後に大きな被害に繋がる可能性があるため早めに解決する必要があります。この場合、被害が生じているのであれば法的措置は十分に可能である場合もあるので諦めずに専門家に相談するべきです。

ネットストーカーの危険性

つきまとい行為はネットの世界でも

近年、ネットストーカー被害に悩む方も多く、相談も増加しています。ネット上でのストーキング行為、つきまとい行為はいずれ現実世界にも忍び寄ってくる可能性が高いため、注意が必要です。ストーカー被害はこのようなネットからも始まることがあるのです。