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探偵調査依頼の手引き
探偵調査依頼の手引き|目次
探偵調査委任契約の「5つのポイント」
1、自分に合った調査プランを選びましょう
調査プランを選ぶ際は、自分の抱えている問題の解決に向けて必要となる情報や証拠は何であるかを明確にしておくことが大切です。また調査プランの内容をしっかりと理解して依頼するためには、調査士から十分な説明を受けることが重要です。
2、依頼料金は総額なのか、追加料金が発生するのか確認しましょう
一般的に調査料金は、時間や日数、調査員人数、調査難易度など様々な要因で変動します。提示された見積金額以外に料金が発生するかどうかは、必ず契約前にご確認ください。(注意:交通費や燃料費は別払いの場合があります)
3、調査委任契約に関する留意点をしっかりと確認しましょう
探偵利用は、人生の中で何度もあることではありません。最初から依頼のノウハウを知っている人はいませんので、十分に検討し納得したうえでご依頼ください。また契約後の解約、キャンセルなどの条件や違約金なども事前にご確認を忘れずにしましょう。
4、重要事項説明書・誓約書等の確認も事前に必ず行ってください
探偵に調査依頼する際は、探偵調査委任契約書の他にも、重要事項説明書、誓約書にもサインが必要になります。これらの書類の意味や内容についても契約前に十分に説明を受け、納得の上でサインすることが必要です。
5、探偵調査委任契約書後に依頼内容の変更をする際は、早めに申し出ましょう
探偵に依頼した後に、状況が変わった、調査をする必要がなくなった、やっぱり調査を中止したいといった時のために、契約後の見直し、中止が出来るかどうかを事前に確認しておきましょう。また途中解約の場合の条件なども確認しておく必要があります。
「調査プラン」の選び方を確認
ステップ1
調査目的の明確化 |
探偵事務所の調査プランは、調査目的・希望する問題解決のかたちを明確にしておく必要があります。例えば浮気調査を依頼する場合、事実確認が目的なのか、慰謝料請求が目的なのか、離婚を前提としているのかなどで選択するプランが異なります。 |
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ステップ2
積極的な調査協力 |
探偵事務所に調査依頼をするときは、出来る限りご依頼人自らも調査協力をしていきましょう。探偵に提供する情報が多ければ多いほど、調査がスムーズになる上に費用対効果も高くなりますので、調査協力が可能である探偵事務所、調査プランを選ぶことが大切です。 |
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ステップ3
調査プラン内容の検討 |
探偵調査依頼の際は、各調査プランをよく検討する必要があります。探偵事務所によっては調査員人数や調査車両、機材の有無で費用が異なることもあるため、自分が求める情報をいかに効率よく収集できるか、費用対効果の高い調査プランであるか、いくつかのプランと比較してみるのも良いでしょう。 |
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「探偵調査委任契約」の留意点を確認
1、依頼申し込みの経路
探偵に調査依頼をする経緯は、人それぞれですが、多くは自分で依頼先を探して自ら相談室(事務所)に出向いて申し込みをすることが一般的です。中には最寄り警察署で相談した際に勧められた、弁護士に勧められた、探偵利用の経験者である友人、知人に紹介されたという事例も少なくありません。いずれの場合も自分で探偵事務所に出向き調査依頼をすることが重要です。友人に代理で依頼してもらうことや、第三者に依頼をしてもらうといった手法はお勧めしません。
2、ネット申し込み・電話申し込みは出来ません。
探偵調査委任契約は、ネット上での依頼や電話だけでの依頼を行うことは出来ません。必ず探偵担当者との面談を行い、調査依頼委任契約書その他必要書面を作成し、調査依頼ガイドラインを十分に確認の上、納得してから依頼するようにしてください。
3、お受けできない依頼もあります。
探偵依頼はどのような内容でも良いという訳ではあません。犯罪行為目的、犯罪を助長する内容、差別目的等に関する依頼はお受けできませんのでご理解ください。 また、委任契約時には事前に反社確認、未成年確認、有疾患確認等を行わせて頂きますことをご了承ください。
「解約」「キャンセル」について確認
解約・キャンセルについて
探偵調査委任契約は、契約後の依頼人の事情によって解約・キャンセルを行うことが出来ます。しかしクーリングオフ期間を過ぎてからの解約・キャンセルを行う場合は、依頼先である探偵事務所との契約規約に基づいて手続きを行う必要があります。探偵調査委任契約を行う際には事前に解約・キャンセルの条件や違約規定などを十分に確認しておくことが大切です。
調査結果の報告方法を確認
報告方法について
探偵調査委任契約の際に、調査結果の報告方法を選択することができます。所在調査など単純な調査である場合は、「口頭での報告」を選択しても良いですが、行動調査や証拠収集調査では、「書面による報告」を選択することで写真や映像など明確な証拠を得ることが出来ますので事前に探偵調査士に十分に説明を受け適切な調査報告方法を選択しましょう。
おわりに
探偵調査委任契約について知っておきたい情報
探偵調査委任契約書は、各探偵事務所が法令に基づいて作成している専門の契約書類です。この契約書に不備がある場合、公安員会による行政処分が科せられることもあるため、探偵事務所サイドは十分な説明を行い、ご依頼人に理解していただいた上で書類を作成する義務があります。
探偵調査委任契約に関する主な用語解説
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重要事項説明書(調査委任契約を行う前に重要な事項を説明するための書面
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誓約書(調査結果を犯罪等に利用しないという約束書類)
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調査委任者(探偵に調査を依頼する(委任する)依頼人)
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調査対象者(調査の対象となる人物)
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調査目的(依頼人が依頼する調査の最終目的)
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探偵調査項目(調査の種類:例浮気調査、行方調査、信用調査など)
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探偵業務の委託(依頼先である探偵事務所が更に別機関に依頼をすること)
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資料の処分(調査取得した情報類の処分の方法や期日等)
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調査解約(調査依頼後に契約をキャンセルすること)
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調査基本料金(調査契約の基本となる料金)
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予備調査料金(本調査を実施する前の事前の準備や下見などの調査料金)
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車両機材料金(調査に必要となる車両や機材などの料金)
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追加調査料金(調査中に更なる調査を追加する場合の料金)
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着手金(契約時、または調査開始前に支払う料金)
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成功報酬金(調査結果が判明した時のみ発生する料金)
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調査実費(調査中にかかる交通費や燃料費など)
探偵調査は秘密裏に行うのが原則
探偵調査委任契約を取り交わした探偵事務所は、対象者をはじめ周囲に気付かれることなく速やかに情報・証拠収集を行うのが原則です。対象者に調査をしている事が気付かれてしまう恐れがある場合は、事前に十分な打ち合わせを行い調査手法に関する説明を受けておくことも重要です。
探偵法人調査士会の依頼ガイド
探偵依頼の前にお読みください
探偵を利用するときは、様々な点に注意する必要があります。はじめて探偵に依頼をお考えの方は出来る限りの知識や情報を得た上で依頼をすることをお勧めします。探偵法人調査士会では、初心者向けの探偵ガイドにて探偵の基本的な知識をお伝えしていますのでこれから探偵利用をお考えの方はご確認ください。
探偵依頼の手引き詳細Detective Request Guide
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