探偵とは（探偵基礎知識）

探偵とは（探偵基礎知識）｜目次

• 探偵の仕事・役割
• いつ探偵を利用するべきか
• 探偵にかかる費用とは
• 探偵と法律
• 探偵になるためには

探偵の仕事・役割

探偵の定義（探偵業）

探偵は、依頼人の必要とする情報を関係各所に聞き込んで情報を得たり、対象となる人物の行動を知るために尾行・張り込みを行うことで情報を集めますが、多くの場合「行動内容」「証拠」「所在」「人物情報」等に関する情報収集であるといえます。

実際の探偵の仕事とその役割

探偵が実際に受ける依頼内容には下記のような事案があります。

いつ探偵を利用するべきか

本当のことを知る必要があるとき

家族や信頼している人に不審な点があるときや嘘をついていると思われるときなど、本当の事を知りたいと思うのは人の心情です。本当の事を知りたいと思うことは決して悪いことではありませんし、自分の気持ちに整理を付けるためにも真実を知ることはとても大切な事です。そのようなときは探偵を利用してみるのも有効だといえます。

問題を解決する為に必要な情報を得るとき

身の回りに何かしらの問題が発生したとき、その事実について情報を収集することで問題を解決することができます。その場合、事実を確認する為の調査や証拠を収集するための調査、トラブル相手の情報収集など問題解決に必要な情報を得たいときには探偵利用が有効です。特に自分では収集できない情報や証拠が必要なときは情報収集の専門家である探偵を利用するべきでしょう。

探偵にかかる費用とは

探偵の依頼料は高額なイメージがあるが

実際に探偵を利用しようという状況になっても、依頼料に不安を持つ方は少なくないはずです。探偵と聞くと高額な依頼料をイメージしている方も多く、場合によっては数百万くらいの請求をされるのではないかと思われている人もいます。しかし、実際の探偵依頼料はその事案ごとに異なり、中には3万円程度で依頼できるプランなどもあるのです。トラブルなどの際に情報収集調査を丸投げするかのように探偵依頼をすれば割高な費用になりますが、しっかりと打ち合わせを行い必要な情報を必要な分だけ依頼すれば決して高額な依頼料にはなりません。また自分でも出来る情報収集は探偵に依頼する必要もありませんから、難易度の高い部分だけ探偵に依頼することで費用は抑えることができます。

料金相場が分かりにくい探偵業界

前項でも述べたように探偵の依頼料は事案によって異なり、依頼方法によって金額に開きもでます。また、調査期間などによっても料金は異なる為、料金相場が分かりにくい業界だとも言えます。実際の料金をしたい場合は探偵に直接相談し、自分の抱える問題の解決方法を教えてもらう上で必要な調査がどのようなものか、費用はどのくらい必要かなど具体的な費用見積りを提示してもらい自分の目で確認することが大切です。

探偵と法律

探偵に出来る事・出来ない事

探偵の仕事は依頼人の必要とする情報を収集することですが、探偵は業法により届け出を行う義務があるだけで特例的な権限を与えられているわけではありません。従って調査を行う上では各種法律を順守して業務を行う必要があります。一般的には尾行・張り込み・聞き込みによる情報収集が主となりますが、調査を行う中で法律を違反する行為があれば当然、罰せられるのです。探偵に出来る事は合法による調査活動（行動に係わる情報の収集や所在などの情報収集）となります。また探偵は調査以外にトラブル解決などに関して依頼人に助言やアドバイスを行うこともありますが、法律を扱う業務や専門的な業務は認められていません。

探偵業法とは

探偵事務所・興信所等の調査業は、依頼人との間における契約内容等をめぐるトラブルの増加や違法な手段によって行われる調査、調査対象者等の秘密を利用した恐喝等、従業者による犯罪の発生等、悪質な業者による不適正な営業活動が増えたことにより、平成１８年「探偵業の業務の適正化に関する法律(以下「探偵業法」といいます。」）が制定され、平成19年6月に施行されました。（警視庁）

探偵になるためには

探偵になるための資格とは

探偵として探偵業に携わるのに特別な資格は必要ありません。しかし、前項にもある探偵業法に基づき、探偵業に携わる場合警察署への届出を行うか、届け出をされている探偵業者に就職するかのいずれかの選択になります。探偵学校と呼ばれる民間業者による教育プログラムにお金を支払って知識や技術を学ぶことも出来ますが、あくまで知識経験に役立てるための教育であり、資格を取得できるものではありません。探偵には届出以外に特別な資格は必要ないと申し上げましたが、実際の業務を行うにあたっては各種法律知識、個人情報の扱いに関する知識、調査情報収集に関する知識、依頼人の気持ちや希望に応える能力は持つ必要があります。資格が必要無いからと言って誰でも簡単にできる業種では無いのです。これから探偵業に携わることを希望されるかたは、充分な知識・技術を学んだ上で、探偵事務所などに就職し多くの経験を積むことをお勧めします。

探偵法人調査士会の探偵募集情報

探偵になるための資格とは