事業者向けの覆面調査

企業の正確な判断と評価を行うために探偵による覆面調査が利用されています。企業向けの覆面調査では、自社の評価をするために行われている顧客を装い、店舗の運用の様子を把握するミステリーショッパーが有名で、接客業をしている人では存在をご存じの方も多いと思います。しかし、探偵による覆面調査では、顧客として接客態度を評価するだけでなく他の問題点や特定した情報を収集するためにも利用できます。また、自社だけでなく競合他社や取引先など企業や会社に関わる人や組織に対し情報収集を行うために覆面調査が利用できます。今回は、事業者向けの覆面調査において得られる情報や利用事例についてご案内します。会社を運用するにあたって従業員や取引先などの情報を収集して自社の成長に繋げたい方は参考にしてみてください。

事業者向けの覆面調査｜目次

• 事業者向けの覆面調査とは
• 自社に向けての覆面調査
• 競合他社に向けての覆面調査
• 取引先に対する覆面調査
• 事業者における覆面調査の必要性
• 依頼方法
• 企業の覆面調査について相談してみる

事業者向けの覆面調査とは

覆面調査の概要

企業向けの覆面調査では、人事調査と同様に企業に関係する人物や組織について情報を収集していきます。しかし、その手法が特徴的です。探偵が顧客や一般の人々として振る舞いながら、特定の人物や企業を評価・リサーチすることを目的としています。そのため、得たい情報をピンポイントに収集が出来、直接的に対象者に接触した情報収集を行うため、より一層リアルで正確な情報が得られます。事業者向けの覆面調査は、企業のサービス向上を目的とし、客観的な視点で自社を評価するだけでなく、他社において良い情報を収集し自社に活かしたり、取引先や社員の中で問題となっている行為の実態確認や証拠収集など様々な用途に利用できます。

自社に向けての覆面調査

評価と実態の確認

事業者向けの覆面調査として一番多く依頼を受けているのは、自社についてです。まずは、自分の会社を客観的に見て問題があるか確認することは企業にとって重要になります。自社に向けての覆面調査では（客観的な評価・風評確認・噂の真意確認・トラブルの実態確認・証拠収集）などに利用されています。冒頭でも紹介したようにミステリーショッパーとして実際の顧客と同じような体験をすることで、事業者の実態や問題点を把握するだけではありません。トラブルが生じているときや、悪い噂が立ってしまっている時も有効に活用できます。調べたい事柄や問題とされている事柄を依頼人から事前に聞いておくことで、トラブルの実態や問題点の確認など冷静に判断し情報収集を行えます。また状況によっては、顧客としてだけではなく、取引先や従業員などの関係者を装い、情報収集を行うことも可能です。これにより、サービス向上や企業の成長のための具体的な改善点を見つけることができます。

自社に向けての覆面調査利用例

• 社内の情報を取引先に漏らしている従業員を突き止めたい
• クレームの多い店舗の実態を確認したい
• 新卒へのパワハラが問題となっている従業員について証拠を収集したい
• 従業員が店のお金を盗んでいる噂を聞いたので真相を確かめたい
• 後輩相手に同僚が事実無根の噂を流しているため証拠を取りたい

競合他社に向けての覆面調査

企業実体と特定の人物への情報収集

覆面調査は、競合他社に向けて行い良い情報を収集し自社に取り入れることにも活用できます。企業の情報はネットにもあふれていますが、ネットでは仕入れられないリアルな情報を覆面調査を利用することで仕入れられます。実際にご自身で調べようとする方もいますが、同業者だと顔が割れていて調べることが出来ず、視察と思われ普段のように対応してくれないことがあったり、情報を盗んだとみなされるなどリスクがあります。調査を依頼することで安全かつ的確に情報収集が行えるでしょう。また、良い情報だけでなく他社への悪い噂の真相を調べることも出来ます。自社の情報を不正に仕入れられてしまったときの証拠収集や経営者や従業員など特定の人物に対して情報を得たい時にも有効に活用できます。他社への調査では、覆面調査で補えない部分を潜入調査を併用し、内部と外部において同時に情報収集を行うことも可能です。覆面調査の利点としては、状況に合わせて接触する関係性を決められるため、一番有効な方法での情報収集が行えます。

他社に向けての覆面調査利用例

• 競合の業績が伸びている理由を知りたい
• ヘッドハンディングをしたい人物の評価を知りたい
• 経営者の悪い噂を聞いたので真相を調べてほしい
• 引き抜きされた従業員が自社の情報を流している証拠を得たい
• 転職しないかと提案されたが信用できる会社なのか知りたい

取引先に対する覆面調査

信用を確認する

事業者においてほとんどの場合には、取引相手がいると思います。一緒に事業を行う取引相手に対しては信用がないと大きなリスクが生じてしまうため、覆面調査は取引を行う前に事前に行われていることが多いと言えます。また、現在取引をしている場合にも何らかの悪い噂が立っていたり、支払いなどが遅れている場合など経営に影が掛かってしまってきた際には早急に背景を調べておかないと最悪の場合、共倒れしてしまう可能性があります。覆面調査を行い、取引相手と深い関係になり隠されている事柄の情報を得ることでバックグラウンドを知ることが出来るため、取引を行う際に正確な判断が出来るようになるでしょう。

取引先に向けての覆面調査利用例

• 新規取引を行う予定のため相手が信用できる人か調べてほしい
• 取引を行う代表者の女遊びが酷いと聞いたので本当か確認してほしい
• 取引先の事業の実態を確認してほしい
• 取引を行っている業者が倒産する噂を聞いたが本当か調べてほしい

事業者における覆面調査の必要性

サービス向上とリスク回避

覆面調査は、顧客と同様の目線から自社を客観的に評価するため、顧客満足度を向上させるための改善点を特定することが出来ます。また、競合他社との比較や市場動向の把握にも役立ちます。競合他社のサービス品質や価格戦略を評価することで、自社のサービス向上にも繋がる策を見出すことが出来ます。まずは、サービス向上のためにも自社内におけるトラブルが生じているのか確認をし、原因を確認し解決するための情報収集を行うことが最善です。また、不審な取引先や従業員におけるトラブルや問題を調査することで、原因を把握でき企業にとってダメージとなり得る問題を確認し、解決策までも見出すことが出来ます。問題が起きたら解決する方法を、不審な点があれば確認をすることでリスクを最小限に抑えられるでしょう。覆面調査は、顧客や取引先、時には対象者の友人のような関係性となり情報収集を行うことで、様々な視点から問題点を発見したり、自分の立場では得られないような情報を収集できます。調査をうまく利用することで有効な情報が得られるため、企業の成長に役立つ調査となるでしょう。

依頼方法

調査の依頼方法

探偵への調査依頼を行う場合には、必ず契約が必要となります。依頼をお考えの方は下記の手順を参考にしてください。

1. 無料電話（メール）相談窓口にて相談
2. 面談にてさらに詳しい相談や調査内容、費用についての説明
3. 見積り（概算）
4. 契約
5. 調査スケジュールや報告の流れを説明
6. 調査開始（途中経過のご報告あり）
7. 結果報告

※探偵法人調査士会では犯罪を助長するような依頼をお受けすることはできません。契約の際に誓約書を必ずご確認いただき、サインしていただきます。犯罪行為による復讐や相手へのつきまとい、嫌がらせ行為を目的とした調査はお断りしています。また、依頼契約はご本人のみとなりますので代理でのご契約はお受けできません。

企業の覆面調査について相談してみる

24時間無料相談について

「自社の客観的な評価を知りたい」「競合の悪い噂の真相を知りたい」という方は、専門家にご相談ください。

わざわざ覆面調査をしなくてもいいのでは？と思う方もいると思いますが、立場を変えるだけで企業は明かす情報が異なり、得られる情報も異なるのです。そのため、今欲しい情報や抱えている問題を解決するために必要な情報を得るために適切な関係者に扮すことで、有効な情報が得られるでしょう。なかなか、明らかにならずに問題を抱えている方は、覆面調査を行うことで解消できるかもしれません。初めて、探偵調査をする方は不安が多いと思いますが、納得のいくまで担当者と話し合い疑問や不安を解消してください。適切な調査方法や解決策の提案をさせていただきます。探偵への相談や依頼をお考えであれば、まずは無料相談窓口をご利用ください。

無料相談は24時間、お電話とメールから受け付けています。