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映画「冤罪のつくりかた」制作協力のお知らせ

探偵法人調査士会(株)は2025年8月20日に制作発表が行われた、映画『冤罪のつくりかた』の制作に協力し、冤罪を防ぐための「証拠収集」の重要性を発信します。冤罪は、証拠不足や先入観による判断ミスから生まれる危険があり、こうした誤認を防ぐには、客観性と冷静さをもって行う証拠収集が不可欠です。当社では、依頼者の不安を取り除きながら、法的にも信頼性の高い調査を行うことを使命としています。映画を通じて広がる社会的な視点をきっかけに、正しい調査の在り方を広く伝え、調査業の持つ社会的責任についても引き続き情報発信していきます。こちらでは、映画の概要と制作協力の背景についてご案内しています。
映画製作協力のご報告
映画『冤罪のつくりかた』の概要
映画概要
映画『冤罪のつくりかた』は、実際の「IR汚職事件」をベースにした社会派サスペンスであり、冤罪がどのように作られてしまうかを描いた異色の作品です。監督は泊誠也氏。主演には冷徹な検事を演じる加藤夏希氏、正義感にあふれる事務官役の小川史記氏、政治家役の原田龍二氏、そして破天荒なジャーナリスト役のやべきょうすけ氏が名を連ねています。本作は、正義を追求するはずの捜査機関がいかにして仮説に基いた一方的なストーリーを構築し、無実の人物を追い詰めていくかという、現実にも起こり得る構造的な問題に焦点を当てています。特に注目すべきは、加熱したメディア報道や証拠の恣意的な解釈などが、どのようにして冤罪の土壌を作っていくかという点です。映画はそのプロセスを丁寧に描きながら、観る者に「真実とは何か」「誰が正義なのか」という深い問いを投げかけます。この作品は、ただのフィクションにとどまらず、日本の司法や社会全体が抱える課題に光を当てるものとして、高い注目を浴びています。
映画『冤罪のつくりかた』プロジェクトチーム
■プロデューサー
銀座Nanae 唐沢菜々江
経済評論家 上念司
■監督・脚本
泊誠也
■主演
加藤夏希/小川史記/原田龍二/やべきょうすけ
■友情出演
バン仲村/こめお/ニファエル
実際の冤罪事案と社会的問題
冤罪事件から見る探偵の見解
冤罪は今も身近な問題であり、近年の例として「袴田事件(参考元:毎日新聞)」「東住吉事件(参考元:産経新聞)」に加え、群馬県草津町の町長をめぐる冤罪事案が注目されました。草津町の元町議が町長から性的強要を受けたと訴えた件は、最終的に虚偽告発と認定され、町長が無罪となる異例の展開となりました。(参考元:朝日新聞)この事件は、証言の信ぴょう性や報道による印象形成が冤罪の引き金になる現実を示しています。冤罪が生じる背景には、初動捜査の不備、証拠の見落とし、偏見による判断などが存在し、本人だけでなく家族や地域にも深刻な影響を与えます。証拠の収集とその精査は、冤罪を防止する鍵であり、正確な調査が正義の実現につながります。探偵業も社会の一部として、その責任を担っています。
他人事ではない冤罪事件
冤罪は特別な犯罪に限らず、日常のさまざまな場面で突然起こり得る現実です。痴漢やセクハラだけでなく、職場での横領や経理不正、個人間での詐欺トラブルなども、誤解や虚偽の主張によって無実の人が加害者として扱われる可能性があります。たとえ身に覚えがなくても、告発や通報が先行してしまえば、一方的な社会的制裁を受けることもあり、そこから名誉を回復するのは容易ではありません。こうした冤罪は、誰にとっても他人事ではなく、証拠や記録の重要性を再認識する必要があります。客観的な調査による裏付けがあれば、誤解を早期に解消し、事実に基づいた正当な評価を受けることが可能です。私たちは、冤罪を未然に防ぐ社会の仕組みづくりと、その一助となる調査サービスを提供しています。

冤罪によって生じる社会的リスク
冤罪によって生じるリスクは、単に刑罰を受けることだけにとどまりません。最も大きな代償は、社会的信頼の喪失です。職場での地位を失い、取引先や同僚との関係が断たれ、家族との絆にも深刻な影響を与えることがあります。また、マスコミ報道やインターネット上の情報拡散によって、無実が証明された後も「疑われた人」というレッテルが半永久的に残り続けるリスクもあります。経済的には失職や裁判費用、損害賠償など大きな負担がかかり、精神的にも強いストレスやうつ状態を招くことがあります。そしてその影響は自分自身だけでなく、家族や友人など身近な人にも波及してしまいます。こうした連鎖的なダメージは、冤罪が社会全体に及ぼす悪影響の深刻さを物語っています。冤罪を防ぐためには、初期段階での正確な証拠収集と、感情ではなく事実に基づいた判断が必要不可欠です。
なぜ探偵法人調査士会が制作協力をしたのか
探偵法人調査士会(株)が映画『冤罪のつくりかた』に制作協力をした背景には、私たちが常に重視している「証拠に基づく真実の追求」という理念があります。探偵というと、浮気調査や素行調査といった個人案件のイメージが強いかもしれませんが、私たちが日々取り組む調査には、誤解や先入観から依頼者が不利益を被らないよう、正確で中立な情報を提供するという重要な役割があります。映画が描いたような冤罪の構造は、調査の現場でも類似の状況として見受けられることがあります。たとえば、感情的な証言により誤った判断がされそうなとき、確かな証拠があることで真実を守ることができます。私たちの調査活動が持つ社会的な責任の一環として、こうしたテーマに社会全体が向き合う機会を提供する本作への協力は、非常に意義のあるものです。また、映画を通して「証拠がいかに人を救うか」というメッセージが広がることは、探偵サービスの正しい理解にもつながると信じています。今後も探偵法人調査士会は、冤罪防止や証拠収集の重要性を社会に伝える活動を積極的に展開してまいります。
「証拠」が冤罪から人生を守る鍵となる
映画『冤罪のつくりかた』を通じて描かれた作られる冤罪の構造は、決してフィクションの世界だけにとどまらず、私たちの社会の中にも潜んでいる現実です。冤罪は、誰にでも起こり得るリスクであり、信頼、仕事、家庭、そして人生そのものを大きく揺るがす深刻な問題です。そのような中、探偵法人調査士会(株)は、冤罪防止の観点から、冷静かつ客観的な証拠収集の重要性を広く発信してまいります。調査は、疑いから身を守る盾であり、真実を明らかにするための手段です。映画への制作協力を通じて、社会的責任を再認識し、より安心して探偵サービスをご利用いただける環境づくりを推進していきます。冤罪を「他人事」から「自分ごと」として考えることが、未来のトラブルを防ぐ第一歩です。
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