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熟年離婚に至る原因と夫婦の特徴とは|探偵法人調査士会ニュース
熟年離婚とは、長年連れ添った夫婦がお互い歳を重ねてから離婚を選ぶことです。結婚生活を長く続けていれば、些細なことでの喧嘩やすれ違いもたくさん起こるかと思いますが、理解し合えれば良好な関係を続けることができるでしょう。しかし理解し合えなかった場合、それは不満となって積み重なっていき、その時は子育てや経済面で離婚に踏み切れなかったのが、月日が経ち状況が変わったことで離婚に踏み切る夫婦も増えています。今回は、熟年離婚に至る原因と夫婦の特徴についての解説と離婚サポートサービスをご紹介します。熟年離婚するにはどうすればいいのか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
【この記事は下記の方に向けた内容です】
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【この記事の監修者】 この記事「熟年離婚に至る原因と夫婦の特徴とは|探偵法人調査士会ニュース」は、調査業歴22年の探偵監修のもと作成された記事です。 |
熟年離婚に至る原因と夫婦の特徴とは?離婚サポートについてのご紹介
夫婦関係に終止符を|相談事例
※調査依頼体験談は過去の依頼内容を一部変更して掲載しています。
熟年離婚に至る原因はどのようなものがあるか
離婚に至るお互いの不満とは
日本の離婚率は、厚生労働省がとった統計によると全体的には平成17年で大きく増加しているものの平成28年から平成30年では減少しています。しかし、20年以上の同居期間を経て離婚した夫婦の数は平成17年と平成30年で同じ数値となっており、この結果を見ると熟年夫婦の離婚が増加していると言えます。熟年夫婦が離婚に至る原因には、夫への不満に限らず妻への不満にもあるようで、不倫や暴力などに限らず小さな不満が積み重なっていき沸点に達して離婚になるのが熟年離婚の特徴でもあります。実際にどのような不満を持って離婚となるのか例を挙げていますので、参考にしてみてください。
引用元:令和元年(2019)人口動態統計月報年計(概数)の概況|厚生労働省
夫の不満に原因がある場合
- 家事を全く手伝わない
- 浮気を繰り返す
- 暴力やモラハラをされる
- 子どもに無関心
- 収入が少ない
- ギャンブルをやめない
- 親の介護を押し付けられた
妻の不満に原因がある場合
- 家事を全くやらない
- 暴力やモラハラをされる
- 子どもにかかる費用を全く出さない
- 精神的に不安定
- 浮気を繰り返す
- 実家に入り浸っている
- 健康食品や美容医療に多額をかけている
熟年離婚に至る夫婦の特徴
熟年離婚のよくあるケース
熟年離婚に至ってしまう夫婦にはどのような特徴があるのか、よくあるケースを4つご紹介します。
会話の少なさ | 日頃からコミュニケーションが少ない夫婦は、信頼関係が成り立っていないことが多いです。これまで子育てのためだったり生活のためだったり守るべきものがあった方こそ我慢できたところが、必要なくなったタイミングで離婚を決意するのでしょう。 |
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趣味の不一致 | 価値観が合わないことで離婚する夫婦は年代問わず多いですが、趣味が合わないことで離婚するのも熟年夫婦のよくある特徴です。会社の定年退職や子どもが自立したことで夫婦の時間が増えたときに、一緒に楽しめることが合わないとコミュニケーションも減っていき離婚に至ってしまうようです。 |
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義父母との関係 | お互いの義父母との関係が良好ではない夫婦も離婚に至りやすいようです。特に夫婦の問題に介入しすぎる義父母の問題や介護の問題が起こったときに、嫌気がさしてしまうといったことがよく起こっています。 |
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家事の分担 | 家事の負担がどちらかに偏っていることで不満が募っていき、離婚となるケースは案外よくあります。家事問題は、夫側に問題があることが多かったのですが、近年では家事が全くできない・しない妻というのも問題になって夫がお手上げ状態になることも増えてきています。 |
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熟年離婚したい時に必要な手続きは?
まずは協議離婚を検討する
離婚したいと思った場合、まずは夫婦お互いが話し合う協議離婚を検討してください。不倫などの決定的な問題がない中で離婚の話をするのには、一方がその気でないと話がこじれてなかなか難しいこともあるでしょう。離婚の同意を得るためには、お互いが冷静な状態でなぜ離婚したいのかという理由を伝えて、相手に対する傾聴の心構えを忘れないように話し合ってみてください。また、財産分与などの金銭面についても同時にどうするか決めておきましょう。
調停離婚をする
協議では難しかった場合、離婚を希望する方が離婚調停を申立てる調停離婚があります。離婚調停では、裁判所の調停委員関与のもとで、離婚に向けて話し合いを行いますが、それでも収拾がつかない場合は訴訟をせざる得なくなります。
訴訟をして離婚することもある
調停でも離婚が成立しなかった場合は、離婚を希望する方が訴訟を起こすことになります。訴訟となると裁判所に離婚を認めてもらう必要が出てきますので、「結婚生活が嫌になったから」といった理由では、裁判所は認めてくれません。裁判所を通しての離婚では法律上の離婚事由が問われ、その離婚事由に即した主張と証拠が必要になります。法律上の離婚事由とは具体的に以下のような内容が当てはまります。
1.不貞行為
不貞行為とは、配偶者以外の異性と性的関係をもつことで、いわゆる不倫することです。性的関係というところが重要で、異性と手をつないでいた、キスをしていた、連絡を取り合っていたという行為のみでは不貞行為とはなりません。
2.悪意の遺棄
悪意の遺棄とは、生活費を渡さない、正当な理由無く同居に応じない、虐待によって一緒に生活が出来ないことを主に言います。また放浪癖や勤労意欲の欠如、家事労働の放棄といった状況でもこれにあたる場合があります。
3.3年以上の生死不明
配偶者の生死不明な状態が3年以上続いている状態の場合、離婚が成立します。行方不明の場合には家庭裁判所へ「失踪宣告」をする必要があります。
4.回復の見込みのない強度の精神疾患がある
配偶者が強度の精神疾患を抱えていて、回復の見込みがない場合には認められます。ただしアルコール中毒やノイローゼ・ヒステリーでは、なかなか認められません。
5.その他婚姻を継続しがたい重大な事由
その他婚姻を継続しがたい重大な事由とは、下記のような婚姻生活の実態が完全に破綻している状態のことをいいます。なお、性格の不一致に関しては裁判で離婚が認められるかどうかは、背景や状況など様々な要素を考慮する必要がありますが、修復の余地なしと判断されれば離婚が認められることが多いです。
- 暴行や傷害など肉体的暴力(DV)
- 罵倒や侮辱など精神的虐待(DV)
- 勤労意欲の欠如
- ギャンブル、浪費、借金癖
- 犯罪による長期服役
- 過度の宗教活動
- 他方親族との不和
- 性関係の不一致、セックスレス
熟年離婚したい方に向けた離婚サポートサービス
離婚サポートサービスの概要
熟年離婚の問題は、お互いが合意せず決定的な離婚事由がなければなかなか離婚が進まないため、時間や労力もかかり簡単にはいきません。また、不満の原因は直近のことからかなり前のことまで含めると夫婦間では収集つかないでしょう。そういった時に利用できるのが、離婚サポートサービスです。離婚サポートサービスとは、離婚が進まない原因を解決し望む方向へサポートするサービスで、離婚問題の専門コンサルタントが抱える離婚問題に対し適切な解決方法のご提案や離婚をスムーズに進める為に、必要な書類や証拠などの準備をサポートします。弁護士や探偵と協力しひとつずつ問題を解決して行くので、法的な心配もありません。
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