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【探偵の調査現場】家賃滞納者は本当にそこに住んでいるのか
更新日:2026-05-22
掲載日:2026-05-22

こんにちは、探偵調査士のKです。
今回、紹介するのは不動産の保証会社から依頼のあった家賃滞納者の居場所を突き止めるための調査です。
滞納日数が長い家賃滞納者は「どのような生活をしているのか」「実際に住んでいるのか」がわからなくなり、また故意に家賃の請求者から逃げようとする人も少なくありません。このような状況が長期化すると、保証会社側の数か月分にわたる家賃を立替負担が大きくなるに加えて、明け渡し訴訟をするにも訴訟費用が必要になったり、手続きが長期化するなど大きな経済的な損失を被ることになります。
今回の不動産の保証会社の支店経営者の方も、これらの経済的損失と調査費用の比較を行ったうえで、自社内で既に所在を調べようとしたものの深夜の調査が難しく、また他の業務への支障が大きくなったことを受けて、調査士会に相談に来られました。
家賃滞納者との接触を目的とした所在調査ということで、対象者の「氏名」「生年月日」「電話番号」「顔写真」そして「直近住所」は把握されていましたが、対象者自身が家賃の督促から逃げているという状況を踏まえて、調査期間20日の着手金7万円、成果報酬35万円という条件で契約をしました。
まず初めに、対象者が借りられている住所に住んでいるのかどうかを確かめる必要があります。保証会社の方でも月に数度の訪問は行っていたようでしたが、訪問を行うことの難しい深夜帯に出入りしている可能性があるので、生活の痕跡を確認しながら、時間帯を変えて出入りの確認調査を行いました。
最初の一週間は対象と接触をすることはできませんでしたが、痕跡から張り込みをしていないタイミングで出入りしていることがわかり、家に出入りしていることは確認できました。
家にいないあいだ、どこに滞在しているのかを調べるため、対象者の実家の住所をヒアリングし、そちらの調査も並行して行いました。すでに会社からも電話はしていたとのことですが、家族が逃げることに協力していることもあるため、不動産会社と関係していることを隠して接触する必要があります。
電話での聞き込みを行ったときには、対象のお母さんが電話に出られ、対象の話を切り出したときには本当に遠くに暮らして連絡の取れない子どもが心配だという声で、逆に「どこにいるのか教えてほしい」と聞かれました。
その声からこちらにはいないと思いましたが、実家の方でも張り込みを行い、やはり対象者が帰ってくることはありませんでした。
それから10日間、対象住所での確認を続けていると、平日の1:00ごろについに対象が家に帰ってきました。
お風呂に入って、洗濯もしているのか、身なりは想像よりもきれいでした。このタイミングを逃してはなるまいと、依頼人にすぐ対象者が家にいることを伝えましたが、深夜帯でもあり、なかなか連絡が繋がりませんでした
そうこうしていると、およそ30分後に周りを気にする様子もなく対象者が家から出てきて、家から移動を開始しました。
現在の拠点を把握するためにも、そのまま尾行を開始し、定期的に現在の居場所を担当者の方に連絡しました。
さらに一時間ほど徒歩で尾行を続けていると、対象者が一つのマンションの中に入っていきました。外から、入っていった部屋番号を確認し、それも報告します。
そのまま待っていると、担当者の方から「今から向かう」と返信がありました。その間にこちらでも、裏口の有無を確認し、マンションの前、部屋が確認できるところで待機し、合流します。
そしてついに昼間、対象者が恋人らしき女性と仲良く出てくるところに接触することができました。
その後、対象者はすぐに借りていた部屋の明け渡しを行い、滞納した家賃の支払いについても対象者の家族を交えて取り決めを行うことができたというお話を聞くことができました。
成功報酬制であることと期間内に見つけられたら、今後の損失よりも安いという理由で依頼をされていましたが、「見つかってよかった」と安心された顔がみられて、私の胸も熱くなりました。
※掲載しているご相談事例は探偵業法第十条に準じて、プライバシーを守る目的で内容の一部を編集・調整しております。行動調査は、対象者の日常の動きや素行を確認し事実関係を把握するために行う調査であり、調査対象者に気づかれないよう慎重かつ適正に実施し、ご依頼者の目的に沿った情報提供を行っています。
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